ちはら台・おゆみ野｜リラキシンによる痛み

投稿日｜2016.5.19

骨盤の出口が広いほど赤ちゃんは出てきやすいですし、お産もはやくおわります。

骨盤の形についてはもともとの形がありますので、各所の関節を緩めるリラキシンの働きはとても重要です。

一方で、このホルモンの分泌が妊娠時にさまざまな痛みを誘発する原因となっています。

というのも、リラキシンの関節の結合がゆるみますが、筋肉に影響をおよぼしません。

リラキシンが働いた時関節や靭帯が緩んだときは、骨盤筋肉くだけ支さえなけれなりません。

農作業や家事で歩いたり、しゃんがだりしていた時代の女性はおしりを含む下半身の筋肉もとても丈夫でした。

そのため、妊娠初期からリラキシンが出ても関節をしっかり支えることができました。

簡単に疲れることなく出産することができていたのです。

しかし、現代の女性の多くは筋肉が弱いため、妊娠初期から関節のゆるみの影響を受けることになります。

つまり、ゆるんだ関節をサポートできないため、筋肉が関節のゆるみにともない動かされ、

位置が変わったり、引っ張られたりします。安定期からはどんどんお腹も大きくなるので、

その重みも負荷となってますます筋肉に感じる重みが増します。

パソコンで悪い姿勢をずっと続けていると肩がこるように筋肉が不適切な位置に引っ張られると緊張が持続し、

組織の血流が悪くなります。これが＜筋肉の疲労＞であり＜痛み＞という症状となって現れます。

代表的な痛みの一つが股関節痛で、これは、骨盤を支えるおしりまわりの筋肉の疲労によって起こります。

歩けなくなるほどの痛みで日常生活に影響が起こるのでやっかいです。

また骨盤の内部には膀胱や尿道、子宮、膣、直腸、肛門があり、

それを下から支えているハンモックのような『骨盤底筋群』という筋肉があります。

妊娠が進むにつれて大きくておもくなった子宮を支える筋肉に負担がかかり、

そのために膀胱や尿道をささえる力が弱くなって、尿もれが起こりやすくなります。

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