交通事故|示談交渉のすすめ方

投稿日|2016.4.9

◆示談とは

交通事故の解決=損害賠償金の問題を解決することです。

当事者が話し合いで賠償責任の有無やその金額、支払方法などを決めます。

交通事故のほとんどが示談で解決されます。

◆示談交渉の相手

一般的に、加害者の代理として保険会社の交渉担当が示談にあたります。

加害者(保険会社)側から支払う事の出来る賠償額を

先に提示してくることがほとんどです。

保険会社も営利団体なので、自賠責保険の枠内に収まる金額や、

その会社の基準によるシビアな金額を出してきます。

提示された賠償額に納得できなければ、

示談成立に向けて交渉が続けられる事もあります。

また、加害者の勤務先事故担当者が交渉にあたる場合もあります

(バス会社やタクシー会社など)

いわゆる(示談屋、事故屋)と呼ばれる人がでてくるケースもありますが、

本当に示談交渉を行う代理権があるのか、

加害者自身の委任状持っているのかを確認することも大切です。

◆示談は急がない

人身事故の場合は、示談を開始する時期は特に慎重でなければなりません。

一度示談が成立すると原則やり直しはできません。(が、示談には予期できなかった症状が生じた場合、

示談により一旦は請求権の放棄を認めていても、再請求することは可能なので諦める必要はありません。)

交渉を始めるのは損害が確定してから、つまり、ケガが完治するか症状が固定してから(医師の診断を待ってから)にするべきです。

加害者に刑事責任が問われている場合には刑を軽くしたり情状酌量を得るために、

示談成立を急がしてくることがありますが、応じる必要はありません。

また、治療費等の不足で困った場合にも自賠責保険の仮渡金制度を利用すれば、

賠償金を得るために示談成立を急がなくてもすみます。

◆示談の成立

当事者同士で示談が成立すると【示談書】作成します。

(その後保険金を請求する場合に必要な書類になります。)

交渉に不慣れで自分の言い分をうまく伝えられなかったり、わからないことがあれば、

相談機関を利用して弁護士などの専門家に手助けしてもらうようにしましょう。

示談がまとまらなかった場合、裁判所の手を借りて調停・訴訟などで

解決することになります。

 

プロローグ~交通事故に遭ったら

第一話~交通事故の流れ

第二話~初期に気づかないムチウチ

第三話~ムチウチとは?

第四話~ムチウチのこんな症状

第五話~病院と整骨院の違い

第六話~慰謝料・通院費

第七話~加害者・自損事故

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