産後の関節はゆるゆる？？
投稿日｜2016.5.10
妊娠するとよく骨盤が開くと聞いたこちはありませんか？
妊娠すると女性ホルモンの１種である「リラキシン」という
ホルモンが分泌されます。
このリラキシンは骨盤を中心とした部分の関節や靭帯をゆるめる働きが
あります。
ではなぜリラキシンがでてくるのでしょうか？
出産時には約２５００ｇ～３５００ｇの赤ちゃんが狭い骨盤を
通って出てきます。
その出産をよりスムーズにするために、特に骨盤の「恥骨結合」と
「仙腸関節」という部分をゆるめているのがこのリラキシンなのです。
このリラキシンは骨盤だけでなく、全身の関節や靭帯にも大なり小なり
関与しているといわれています。
そして、このリラキシンが妊娠時に起こる身体の痛みの大きな引き金と
なっているのです。
私達のからだにある骨や関節を支えているのは筋肉や靭帯です。
靭帯というのは骨と骨を結び付けている結合組織で、コラーゲン繊維
を密に含んでいる硬い組織です。
リラキシンの影響で骨盤や靭帯がゆるんだときに、これを支えるのは筋肉です。
支えがなければ骨盤はグラグラになって出産後には歩けなくなってしまうのです。
筋肉がよい状態であれば関節のゆるみに身体が耐えられるのです。
ところが筋肉の量はその人の生活や運動量によってその付き具合が違います。
特に女性はもともと筋肉が少ないという特性をもっています。
女性は普段鍛える様な生活をほとんどの方はされておりません。
支えとなる筋肉がしっかりしていないために関節がゆるんで落ちてくる
とその重さに耐えられず、体の各部位で「痛み」という形になって
あらわれるのです。
また、筋肉があれば出産でゆるんだ関節は容易にもとに戻りますが、
筋肉がないとゆるんだ関節がもとに戻らず、骨盤の位置も変化した
ままになってしまいます。
そうすると代謝も低下し運動したとしても体重が落ちなかったり
体脂肪が燃焼されなかったり腰痛なども残りやすいのです。
プロローグ～交通事故に遭ったら
第一話～交通事故の流れ
第二話～初期に気づかないムチウチ
第三話～ムチウチとは？
第四話～ムチウチのこんな症状
第五話～病院と整骨院の違い
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